東京でおすすめの居住地は?保育士にぴったりな住まいを選ぼう
「東京で保育士として働きたい」という方の中には、東京のどのエリアを居住地に選ぼうか悩んでいる方も多いでしょう。保育士として働きながら充実した生活を送るには、居住地は非常に大切です。そこで本記事では、保育士が居住地を選ぶときのポイントや、23区内の住みやすい街について解説します。東京で保育士として働きたい方、必見です。
東京の家賃は高い?給与とのバランスを考えよう
東京に住むと聞くと「家賃が高い」というイメージを持つ方が多いでしょう。同じ東京でも、エリアによって家賃は異なります。そのため、給与と家賃のバランスを考えてエリアを選ぶとよいでしょう。
東京の保育士の平均給与
まず、東京の保育士の平均給与(2020年時点)は以下のとおりです。
・毎月の現金給与額 27.76万円
・年間賞与等 65.37万円
・平均年収 398.49万円
適正家賃
適性家賃は、給料の手取り収入の3分の1が目安とされています。東京の保育士の平均給与で計算すると、毎月の手取りは約21万円前後です。21万円の3分の1は、7万円です。
エリア別平均家賃
次に、エリア別の平均家賃を見ていきましょう。
・23区東(葛飾、江戸川、足立、墨田、江東) 6.3万円~9.0万円
・23区西(杉並、世田谷、中野) 7.6万円~8.2万円
・23区南(大田、品川) 7.8万円~8.9万円
・23区北(北、板橋、練馬) 6.9万円~7.3万円
・都下(西東京、府中、調布、武蔵野) 5.3万円~6.8万円
・多摩(多摩、町田、八王子) 4.3万円~5.2万円
東京の中でも都心へアクセスがしやすい23区内は、家賃が高い傾向にありますが、その分保育園も多いです。東京で家賃が安いエリアに絞りたい場合は、23区から外れた都下や多摩エリアがよいでしょう。住みたい物件と給与とのバランスを見て選ぶのがポイントです。
保育士住宅補助額も要チェック!
東京都23区では、保育士向けの借り上げ社宅制度が設けられています。そのため、家賃が高くても、補助金を活用すれば住みたいエリアに住める可能性が高くなるのです。保育士住宅補助額TOP5のエリアは、以下になります。
・千代田区 13万円
・港区 11万円
・渋谷区 10万円
・目黒区 9.2万円
・その他の区 8.2万円
住みたいエリアの家賃と同時に、保育士住宅補助額も必ずチェックしましょう。
自分に合ったエリア選びのポイントは?
東京で保育士の仕事をしたいと思っても、どのエリアが自分に合っているかわからないという方も多いでしょう。保育園でも地域によってその色はさまざまです。自分に合ったエリアを探すには、エリアごとの保育園事情を知ることから始めましょう。
そこで、東京23区内のエリア別で保育園事情を解説します。どんな保育園で働きたいかをイメージしながら、自分に合うエリアを絞っていきましょう。
都心部(千代田、中央、港、新宿、文京、渋谷)
東京の中でも都心部エリアは、教育熱心な家庭が多い傾向にあります。また、都心部エリアには大企業が多いため、事業所内保育所が多いのも特徴です。事業所内保育所は、運動会のような行事が少ないため、日々の保育に集中しやすいでしょう。
南部(品川、目黒、大田、世田谷)
南部エリアは、就学前児童の人口が多く、待機児童が多いエリアです。そのため、保育士の求人が常に出ています。羽田空港が近いので、プライベートで旅行に行きたいという方におすすめのエリアです。
西部・北部(中野、杉並、豊島、北、板橋、練馬)
西部・北部エリアは、保育サービスを利用する子どもの数が多いエリアで、子育て環境に恵まれたイメージが根付いています。待機児童対策にも力を入れており、保育施設数が増加しているのも特徴です。そのため、若いうちから役職につけたり、オープニングスタッフとして働けたりするメリットがあります。
東部(台東、墨田、江東、荒川、足立、葛飾、江戸川)
東部エリアは、東京の中でも下町情緒があり、長年同じ土地に住み続けている人が多いエリアです。そのため、保育園も長い歴史を持つ園が多くあります。また、東京の中でも自然が多いので、のびのびとした保育をしたいという方におすすめです。
【ケース別】23区内の住みやすい街を解説!
ここからは、23区内の住みやすい街をケース別で解説します。自分のケースに当てはめて、参考にしてみてください。
一人暮らしが初めての方におすすめのエリア
一人暮らしが初めての方におすすめのエリアとそれぞれの平均家賃は、以下の5つです。
・成増駅
・大泉学園駅
・仙川駅
・下高井戸駅
・中村橋駅
上記のエリアは、比較的家賃が安く、治安がよいエリアです。買い物がしやすかったり、都心へのアクセスもよかったりするので、初めての一人暮らしでも暮らしやすいでしょう。
女性におすすめの治安がよいエリア
女性におすすめの治安がよいエリアとそれぞれの平均家賃は、以下の3つです。
・武蔵小山駅
・下高井戸駅
・中村橋駅
上記のエリアは、犯罪発生数が少ない治安のよいエリアとされています。そのほか、再開発が進んで女性が嬉しいショッピングモールなどが充実していたり、都心へのアクセスがよかったりと、住みやすい特徴が多くあるエリアです。
交通の便がよくどこでも行きやすいエリア
せっかく東京に住むなら、交通の便がよくどこでも行きやすいエリアがよいでしょう。交通の便がよいエリアは、以下の3つです。
・市ヶ谷駅
・新宿御苑前駅
・中野駅
上記3つのエリアは、新宿まで3分~6分、池袋まで12分~15分、渋谷まで11分~15分という都心までのアクセスが抜群のエリアです。どのエリアも飲食店や商業施設が充実しているため、非常に暮らしやすいでしょう。
まとめ
保育士におすすめの東京の居住地について解説しました。東京で保育士として働きたいと思ったときは、エリアごとの保育事情を見て、自分がやりたい理想の保育に近いエリアを選ぶとよいでしょう。あわせて、給与と家賃のバランス、保育士住宅補助額を見て、通勤しやすい場所に居住地を選ぶのがポイントです。
また、東京でもエリアによって治安や住みやすさ、家賃相場が変わります。何を優先し、どんな暮らしがしたいのかを考えながら、居住地を決めましょう。