保育士が転職する際に考慮することは何?転職先の選び方を解説

公開日:2024/06/15   最終更新日:2024/07/08

転職する際に考慮すること

給与面の不満や、人間関係の不和が原因で、現在の職場から転職したい保育士もいることでしょう。転職する際は、給与面や職場環境など、様々な条件を考慮する必要があります。本記事では、保育士が転職先を探す際のポイントや、転職先選びのいい例、悪い例を紹介します。保育士で転職を検討している人は、参考にしてください。

保育士が転職先を探す際のポイント

まずは、保育士が転職先を選ぶ際のポイントを詳しく説明します。

優先する条件を定める

まず、転職する際には自分が優先する条件を明確にすることが重要です。譲れない条件を明らかにすることで、自分の希望に合っているかを判断しやすくなります。人間関係や保育の方針、給与など、さまざまな判断基準がある中で優先順位をつけることが、自身の希望に合った園を選ぶことにつながります。

私立園・公立園のどちらか選ぶ

園選びの仕方がわからない場合は、まず私立と公立のどちらにするかを決めておくと良いでしょう。私立園と公立園では、職員の待遇や働き方、転職の仕方などに違いがあります。

例えば、私立園は施設ごとに特色のある保育方針を掲げて保育を行いますが、公立園は基本的に同じ地域であれば同じ保育方針のもとで保育を行います。そのため、音楽を重視している園や英語に力を入れている園などの希望条件があれば、私立園から探してみると良いでしょう。

常に求人が出ている園は要注意

また、常に求人が出ている園には注意が必要です。いつでも保育士を募集している園は、人材が定着しない園の可能性があります。なかなか応募がない場合もあるため、判断が難しい場合は新着求人から目を通してみましょう。求人募集を始めたばかりの園を見つけやすくなります。

保育士の転職先選びのOK例

保育士が転職先を選ぶ際には、慎重かつ様々な側面からのアプローチが重要です。以下に、転職先の選び方のOK例について詳しく説明します。

保育園や幼稚園のホームページを調べる

転職先を選ぶ際に、まずは候補となる保育園や幼稚園のホームページを調べましょう。ホームページには園の基本情報や保育方針、活動内容、職員の紹介などが掲載されています

これらの情報を確認することで、その園が自分の希望に合うかどうかを事前に把握できます。特に、保育理念や教育方針が自分の考えと一致しているかを確認することが重要です。

就職・転職フェアに参加して情報収集する

就職・転職フェアに参加することで、多くの保育園や幼稚園の情報を一度に集められます。フェアでは、直接職員と話ができるため、園の雰囲気や職場環境についての詳細な情報を得られます。また、フェアに参加することで他の求職者と交流し、情報交換をすることも有益です。

複数の園のパンフレットを比較する

各保育園や幼稚園のパンフレットを取り寄せて比較することも重要です。パンフレットには園の特色や保育方針、施設の概要、年間行事などが詳しく記載されているため、視覚的に情報を整理しやすくなります。複数のパンフレットを比較することで、自分の希望に最も合致する園を見つけられるでしょう

複数の園を見学する

実際に複数の園を見学することは、転職先を選ぶ際に非常に有効です。見学では、園の設備や施設の状態、子どもたちの様子、職員の働きぶりなどを直接観察できます。現地での見学を通じて、職場の雰囲気や自分がその環境で働くことができるかを肌で感じられるでしょう。

志望先の園でボランティアに参加する

志望先の保育園や幼稚園でボランティアに参加することで、実際の保育活動を間近で体験することができます。ボランティア活動を通じて、園の保育方針や職員のチームワーク、子どもたちとの関わり方などを深く理解できます。ボランティア活動を通じて得た経験は、自分がその園で働けるかを判断する重要な材料です。

保育士の転職先選びのNG例

ここでは、転職先の選び方のNG例を紹介し、その理由について詳しく説明します。

自宅からの距離が近いから

自宅からの距離が近いという理由だけで転職先を決めるのは、失敗につながりやすい選び方です。通勤時間が短いことは確かに魅力的ですが、他の重要な要素を見逃してしまう可能性があります。通勤の利便性だけでなく、職場の環境や仕事内容、職員の雰囲気など、他の要素も総合的に考慮しましょう。

給与が高いから

給与が高いことは重要なポイントですが、それだけで転職先を決めるのはリスクがあります。高給の背後には、過酷な労働環境や長時間労働が隠れている場合があります。労働環境や福利厚生、職場の雰囲気なども総合的に考慮する必要があります。

友人に紹介されたから

友人に紹介されたという理由だけで転職先を決めるのは避けるべきです。友人が良いと感じた職場でも、自分には合わないかもしれません。友人の意見は参考程度にとどめ、自分でしっかりと調査して自分に合った職場かどうかを確認することが大切です。

なんとなく良さそうだったから

漠然とした理由で転職先を決めるのは、非常に危険です。見た目の雰囲気や第一印象だけで決めるのではなく、具体的な情報を基に判断する必要があります。例えば、実際の保育方針や職場の雰囲気、労働条件などを詳しく調べることが重要です。

まとめ

保育士が転職を考える際には、優先する条件を明確にし、自分にとって譲れない基準を設定することが重要です。私立園と公立園のどちらが自分の希望に合うかを判断し、常に求人が出ている園は注意が必要です。転職先を選ぶ際には、園のホームページ、就職・転職フェア、複数の園のパンフレット、ボランティアに参加するなどの方法で情報を集めましょう。一方、通勤の利便性や給与の高さ、友人の紹介だけで判断するのは避けるべきです。具体的な情報を基に、慎重に総合的な判断を行うことが大切です。これにより、保育士として理想的な職場を見つけることができ、転職後のミスマッチを防げます。

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